第35回
第35回美容師国家試験(筆記問題)
(2017年3月5日実施)
[関係法規・制度]
問題1 美容師免許に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)美容師が、本籍地を変更し都道府県名が変わった場合は、新しい本籍地
の都道府県知事に美容師免許証の書換え交付を申請しなければならな
い。
(2)美容師が、氏名を変更した場合は、指定登録機関である公益財団法人理
容師美容師試験研修センターに美容師名簿の訂正を申請しなければなら
ない。
(3)美容師が、美容師免許証を失った場合は、住所地の都道府県知事に免許
証の再交付を申請しなければならない。
(4)美容師が、住所を変更した場合は、指定登録機関である公益財団法人理
容師美容師試験研修センターに美容師名簿の訂正を申請しなければなら
ない。
2
問題2 美容師法により業務停止処分の対象となるものは次のうちどれか。
(1)美容所の開設後、美容所の名称を変更したが、変更の届出をしなかった
場合
(2)美容師が伝染性の疾病にかかり、その就業が公衆衛生上不適当と認めら
れる場合
(3)美容所の開設者が、無資格者に美容の業の一部を行わせた場合
(4)美容師が、環境衛生監視員の行う立入検査を拒み、妨げ、又は忌避した
場合
2
問題3 美容所に関する次の事項のうち、開設者が美容師法に基づく変更の届
出を行う必要があるものはどれか。
(1)美容所の定休日を火曜日から日曜日に変更した場合
(2)美容所の営業時間を変更した場合
(3)美容所に従事している美容師が退職した場合
(4)美容所の施術料金を変更した場合
3
問題4 美容師法に基づき、地方公共団体の条例で定めることができる事項に
該当しないものは次のうちどれか。
(1)美容師が美容所以外の場所において業を行うことができる場合
(2)美容師が美容の業を行うときの衛生上必要な措置
(3)美容所の開設者が管理美容師を置かなければならない基準
(4)美容所の開設者が美容所につき講じなければならない衛生上必要な措置
3
問題5 「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律
(生衛法)」の目的に関する次の文章の( )内に入る語句
の組み合わせのうち、正しいものはどれか。
「生衛法は、美容業等の生活衛生関係営業について、( A )の改善向上、
経営の健全化、振興等を通じてその衛生水準の維持向上を図り、あわせて利
用者又は( B )の利益の擁護に資するため、営業者の組織の自主的活動
を促進するとともに、営業の振興の計画的推進等の方策を講じ、もって
( C )の向上及び増進に資し、並びに国民生活の安定に寄与することを
目的としている。」
A B C
(1)衛生施設 ─── 消費者 ─── 公衆衛生
(2)技術水準 ─── 営業者 ─── 経営水準
(3)衛生施設 ─── 勤務者 ─── 生活水準
(4)経営管理 ─── 営業者 ─── 公衆衛生
1
[衛生管理]
[公衆衛生・環境衛生]
問題6 2012年のわが国における死因の第1位と第2位の組合せは次のうち
どれか。
(1)肺炎と悪性新生物(がん)
(2)悪性新生物(がん)と心疾患(心臓病)
(3)心疾患(心臓病)と脳血管疾患(脳卒中)
(4)脳血管疾患(脳卒中)と肺炎
2
問題7 わが国における社会現象として、減少傾向にあるものは次のうちどれ
か。
(1)寝たきり・認知症性老人の割合
(2)生活習慣病患者
(3)平均世帯人員
(4)医療費
3
問題8 飲酒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)わが国の1人当たりのアルコール消費量は、昭和20年代から現在まで増
加傾向にある。
(2)飲酒量の増加に伴って、アルコール精神病やアルコール依存症が増加す
る傾向にある。
(3)飲酒に起因する健康障害には、肝疾患、脳卒中、高血圧などがある。
(4)「健康日本21(第2次)」においては、未成年者及び妊婦の飲酒防止に関
する対策を講じている。
1
問題9 換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)換気は、室内の空気を新鮮な外気と入れ換え、室内空気を清浄に保つこ
とを主な目的としている。
(2)狭い室内に多くの人がいると、呼吸による一酸化炭素によって、室内の
空気が汚染されるので、適切な換気が必要である。
(3)ガスや石油の燃焼による暖房は、二酸化炭素を排出するので、適切な換
気が必要である。
(4)機械換気では、外気の取り入れ量の調節やフィルターの清掃を心がける
必要がある。
2
問題10 上下水道に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1)上水道水としての適・不適 ── 水質基準による
(2)浄水操作の最終の過程 ──── 塩素消毒の実施
(3)硬度が高い上水道水 ───── 石けんの泡立ちが良い
(4)下水処理後の放流水 ───── 法による水質規制の実施
3
[感染症]
問題11 感染症法の三類感染症に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1)病気にかかった場合の危険性が極めて高い。
(2)特定の職業への就業が制限される。
(3)医師は、診断後に届け出る義務はない。
(4)入院勧告がなされる。
2
問題12 細菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)紫外線は、細菌の発育に有害である。
(2)細菌の芽胞は、熱や乾燥に対して抵抗力が強い。
(3)細菌の成分であるタンパク質は、加熱により凝固する。
(4)多くの細菌の発育に最適なpHは、酸性である。
4
問題13 患者や病原体保有者によって汚染された器物やタオルなどに接触
することにより間接伝播する感染症は次のうちどれか。
(1)日本脳炎 (2)狂犬病
(3)デング熱 (4)白癬(はくせん)
4
問題14 結核に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)感染経路は、主に飛沫(ひまつ)核感染である。
(2)肺以外の場所では病変を起こさない。
(3)2011年のわが国の新たに登録された患者数は、約2,000人である。
(4)わが国の現在の死亡率のピークは、青年層である。
1
問題15 血液を介して感染する感染症に関する次の記述のうち、正しいもの
はどれか。
(1)B型肝炎では、このウイルスを保有している母親から子への垂直感染が
ある。
(2)ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の判定は、感染後、数日たてば抗体
検査で可能となる。
(3)後天性免疫不全症候群(エイズ)は、各種の治療薬が開発され、現在で
は完治する感染症となっている。
(4)梅毒の病原体は、梅毒ウイルスである。
1
[衛生管理技術(消毒法)]
問題16 消毒方法と適用上の注意に関する次の記述のうち、正しいものは
どれか。
(1)湿熱より乾熱の方が殺菌効果が高い。
(2)化学的消毒法における消毒では、消毒薬使用液(希釈液)の温度の上昇
に伴い殺菌効果は高まる。
(3)美容所で使用する消毒薬使用液(希釈液)は、汚れの程度により毎月取
り替える必要がある。
(4)蒸気消毒より煮沸消毒の方が長時間を要する。
2
問題17 理学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)紫外線は、真菌(カビ)や芽胞に対する殺菌効果がない。
(2)紫外線消毒は、物体の表面だけではなく、その深部や陰の部分も消毒で
きる。
(3)蒸し器による蒸気消毒では、器内の圧力は1気圧よりも高くなる。
(4)煮沸消毒は、血液が付着している器具の消毒に適用できる。
4
問題18 美容所で行う化学的消毒法に関する次の記述のうち、誤っている
ものはどれか。
(1)次亜塩素酸ナトリウムは、ウイルスに効果がある。
(2)血液が付着していない器具の消毒は、両性界面活性剤が0.1%以上の水
溶液に10分間以上浸す。
(3)消毒用エタノールは、ウイルスや結核菌に効果がある。
(4)逆性石けんは、芽胞に効果がある。
4
問題19 次の消毒方法のうち、美容所で、血液の付着の有無にかかわらず
使用できるものはどれか。
(1)次亜塩素酸ナトリウムが0.01%以上である水溶液中に10分間以上浸す
方法
(2)消毒用エタノール中に10分間以上浸す方法
(3)両性界面活性剤が0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す方法
(4)逆性石けんが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す方法
2
問題20 被消毒物と消毒方法に関する次の組合せのうち、適切でないもの
はどれか。
(1)木綿のタオル ──────── 蒸気消毒
(2)合成樹脂製の毛払いブラシ ── 薬液消毒
(3)鼈甲(べっこう)の櫛(くし) ── 煮沸消毒
(4)ステンレス鋼の鋏(はさみ) ── 紫外線消毒
3
[美容保健]
[人体の構造および機能]
問題21 次の部位のうち、左右一対であるものはどれか。
(1)人中 (2)上唇
(3)鼻唇溝 (4)オトガイ唇溝
3
問題22 交感神経が優位になったときに起こる現象は、次のうちどれか。
(1)心拍数が増加する。
(2)消化管の活動が高まる。
(3)気管支が収縮する。
(4)瞳孔が縮小する。
1
問題23 感覚と感覚器に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
(1)視覚 ──── 網膜
(2)聴覚 ──── 半規管
(3)平衡感覚 ── 鼓膜
(4)味覚 ──── 前庭
1
問題24 循環器系の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
か。
(1)マッサージは、静脈血やリンパの還流を促進する。
(2)長時間立位作業を行うと、下半身に浮腫や静脈瘤(りゅう)を起こすこと
がある。
(3)冷水浴中は、皮膚の血液やリンパの循環が盛んになる。
(4)シャンプークロスを締めすぎると、血液やリンパの流れを妨げる。
3
問題25 成人の生理機能の基準値に該当しないものは次のうちどれか。
(1)呼吸数 ─── 約17回/分
(2)脈拍数 ─── 約65回/分
(3)最高血圧 ── 160~180mmHg
(4)最低血圧 ── 65~80mmHg
3
[皮膚科学]
問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)表皮の角化細胞は、ケラチンというタンパク質をつくる細胞系列である。
(2)表皮の色素細胞は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞である。
(3)真皮には、エラスチンからできた膠原(こうげん)線維とコラーゲンから
なる弾性線維が混じって走っている。
(4)皮下組織の脂肪は、脂肪細胞がつくり、その細胞内に蓄えられる。
3
問題27 皮膚付属器官に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)健康な成人の頭毛では、成長期(生長期)が短く、休止期が長いのが特
徴である。
(2)毛は、中心から外に向かって毛髄質、毛小皮、毛皮質の3層からなって
いる。
(3)脂腺の数は、頭毛の生えている部位や額、眉間(みけん)などに多い。
(4)毛は、皮膚表面に出ている部分を毛根、皮膚の内部にある部分を毛幹と
いう。
3
問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤って
いるものはどれか。
(1)皮膚では、日光中の紫外線の照射によってビタミンDがつくられる。
(2)頭毛は、頭の皮膚に対する有害な機械的刺激を防いでいる。
(3)皮膚の表面には、汗と皮脂が混じり合った弱酸性を示す脂肪膜(皮脂膜)
がある。
(4)皮膚で体温調節を積極的に行っているのはランゲルハンス細胞である。
4
問題29 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っている
ものはどれか。
(1)成人は、加齢とともに皮膚の分泌作用や新陳代謝が低下する。
(2)高齢期になると脂腺の働きが盛んになり、皮脂の分泌が増加する。
(3)油性のフケ症の人は、よくシャンプーして汚れやフケを落とすことが大
切である。
(4)脂腺から分泌される皮脂は、毛の水分が失われることを防ぎ、光沢とし
なやかさを保っている。
2
問題30 皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)接触皮膚炎(カブレ)では、原因となった化学物質や薬物などが、再び
皮膚に触れないようにすることが重要である。
(2)頭部白癬(はくせん)(シラクモ)は、真菌(カビ)による感染症である。
(3)尋常性痤(ざ)瘡(そう)(ニキビ)は、性ホルモンの中で男性ホルモン
(アンドロゲン)がその発生の重要な原因である。
(4)伝染性膿痂疹(のうかしん)(トビヒ)は、ウイルスによる感染症で、
高齢者がかかりやすい。
4
[美容の物理・化学]
問題31 毛髪を切断する時に生じる力について、次の文章の( )内
に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「鋏(はさみ)で毛髪を切断するとき、図1のように毛髪の切断面に並行で反対
向きの2つの外力が加えられ( A )の変形が起こる。この外力に抵抗して
切断面に平行に反対向きの( B )が生じる。次に図2のように毛髪の内
部に侵入した刃は( C )の原理によって毛髪を押し開き、切り進む。」
A B C
(1)ねじれ ── 剪断(せんだん)応力 ─ たわみ
(2)ずれ ─── 剪断応力 ────── くさび
(3)ねじれ ── 圧縮応力 ────── くさび
(4)ずれ ─── 圧縮応力 ────── たわみ
2
問題32 水の加熱に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せの
うち、正しいものはどれか。
「アルミニウムのやかんに入れた水を加熱すると、やかんはすぐ熱くなるが、
水はなかなか温まらない。これは水の比熱がアルミニウムより( A )た
めである。加熱を続けると、水面からの蒸発が盛んになる。さらに加熱する
と、やがて内部からも水蒸気が発生し、気泡となって水中から出ていく現象
を( B )という。この現象が続いている間も加熱を続けたとき、温度は
( C )。」
A B C
(1)大きい ── 沸騰 ── 変わらない
(2)大きい ── 融解 ── 上がる
(3)小さい ── 沸騰 ── 上がる
(4)小さい ── 融解 ── 変わらない
1
問題33 ヘアドライヤーの仕組みについて、次の文章の( )内に入
る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「ヘアドライヤーは、発熱体と( A )の両方が働いて熱風を送る構造で、
( B )の熱作用と( C )作用を利用している。」
A B C
(1)モーター ── 磁石 ── 摩擦
(2)モーター ── 電流 ── 磁気
(3)クランク ── 電流 ── 摩擦
(4)クランク ── 磁石 ── 磁気
2
問題34 有機化合物に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)エタノールは、化粧品への配合が禁止されている。
(2)油脂は、アルコールの一種である。
(3)高分子化合物のポリビニルピロリドンは、アミノ酸からできている。
(4)タール色素のうち有機顔料は水に溶けにくい。
4
問題35 界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)界面活性剤は、臨界ミセル濃度(cmc)より低い濃度の方が洗浄力が高
い。
(2)界面活性剤が水に溶けない物質を透明に融解させるはたらきを乳化とい
う。
(3)石けんは、陰イオン界面活性剤である。
(4)陰イオン界面活性剤のイオン化した部分は、親油性が高い。
3
問題36 パーマ剤(パーマネント・ウェーブ用剤)に関する次の記述のう
ち、正しいものはどれか。
(1)パーマ剤に使用されているシステインは、酸化剤である。
(2)パーマ剤に使用されている臭素酸ナトリウムは、還元剤である。
(3)パーマ剤に使用されているモノエタノールアミンは、アルカリ剤である。
(4)パーマ剤に使用されているチオグリコール酸は、界面活性剤である。
3
問題37 酸化染毛剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)酸化染毛剤は、シャンプーのたびに染料が流出する。
(2)酸化染毛剤には、水に可溶な法定色素の酸性染料が有効成分として用い
られる。
(3)酸化染毛剤は、法律により化粧品に分類されている。
(4)酸化染毛剤の使用に当たっては、毎回必ずパッチテストを行う。
4
問題38 ヘアリンス剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)ヘアリンス剤に用いられる第四級アンモニウム塩には、帯電防止効果が
ある。
(2)ヘアリンス剤に用いられる第四級アンモニウム塩は、陰イオン界面活性
剤である。
(3)酸性リンス剤は、酸性の薬剤の使用後に用いられる。
(4)ジンクピリチオンは、清涼感を与えるために配合される特殊成分である。
1
問題39 ヘアスタイリング剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれ
か。
(1)エアゾールタイプのヘアスタイリング剤に噴射剤として配合されるの
は、フロンガスである。
(2)ヘアスタイリング剤に配合されるアクリル樹脂アルカノールアミン液
は、防腐・殺菌剤である。
(3)ヘアスタイリング剤のセット力の違いは、界面活性剤の配合量による。
(4)ヘアクリームは、油性原料と水を乳化させたエマルジョン型のヘアスタ
イリング剤である。
4
問題40 紫外線とサンケア製品に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1)UVAはUVBより波長が短い。
(2)UVBはメラニンを徐々に増加させて肌の色を黒化する。
(3)サンスクリーン製品は、UVBを吸収する紫外線吸収剤のみを配合し、
UVAは透過する。
(4)PAの表示は、+が多いほどUVAの防御効果が高い。
4
[美容理論]
問題41 美容用語とその説明に関する次の組合せのうち、正しいものはど
れか。
(1)フロントポイント ── 鬢(びん)の生え際
(2)ゴールデンポイント ─ 頭部の正中線上の頂点
(3)サイドライン ──── 額の生え際
(4)ヘムライン ───── デザインによってできた毛髪と顔や首との境
4
問題42 ブラシに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)毛払いブラシは、かたくて毛の短いものがよい。
(2)ネイルブラシは、カラーリング後に、仕上げとして用いられる。
(3)メイクアップ用ブラシの板刷毛は、舞台化粧や花嫁・舞妓(まいこ)の化
粧に用いられる。
(4)ヘアブラッシング用ブラシは、やわらかくて毛の長いものがよい。
3
問題43 ヘアトリートメント技術に関する次の記述のうち、スクランチに
該当するものはどれか。
(1)手のひらの中で毛髪を包み込むようにして、ヘアトリートメント剤を手
早く必要な部位にもみこむ。
(2)手でストランドをにぎるようにして、両手で交互にスルーし、ヘアトリ
ートメント剤を毛髪内部へ押し込み、毛髪表面を整える。
(3)人差し指と中指でストランドをはさみ、両手で交互にスルーし、ヘアト
リートメント剤をなじませながら、毛髪表面を整える。
(4)ストランドを軽く持ち上げ、ウェーブヘアーのカールを壊さないよう
に、ゆっくり握るようになじませる。
4
問題44 ヘアカッティングのパネルに関する次の記述のうち、正しいもの
はどれか。
(1)ワンレングスカットは、1つの同じ長さを意味し、基本は水平ラインに
切りそろえられたものをいう。
(2)グラデーションカットは、ダウンステムでパネルをシェープするため、
トップショートのロングエンドになる。
(3)レイヤーカットは、オンベースでパネルをシェープするため、ショー
トスタイルに多く用いられる。
(4)セイムレングスカットは、アップステムでパネルをシェープするため、
頭部の形がそのままヘアスタイルのシルエットになる。
1
問題45 パーマネントウェーブに関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1)第1剤は、パーマネントウェーブのかかりにくい部分から塗布する。
(2)第1剤がどの程度毛髪に作用しているかを調べることをウェーブチェ
ックという。
(3)中間リンスの目的は、第1剤を洗い流して、第2剤のはたらきを効果的
にすることである。
(4)第2剤の酸化作用によりウェーブが固定される。
2
問題46 ヘアセッティングに関する次の記述のうち、誤っているものはど
れか。
(1)ピンカールは、完全に乾いてほどくと、ループの直径の1.5倍のハーフ
ウェーブが得られる。
(2)カールを巻くとき、テンションを加えることでヘアスタイルを長持ちさ
せることができる。
(3)クロッキノールカールは、中巻き方式のカールである。
(4)頭部右側でクロックワイズワインドカールは、リバースカールである。
3
問題47 毛質と酸化染毛剤によるカラーリングに関する次の記述のうち、
正しいものはどれか。
(1)硬く太い毛質は、色が明るく出やすい。
(2)軟らかく細い毛質は、赤み系が出やすい。
(3)吸水性のある毛質は、希望色より明度の低い染毛剤を選択する。
(4)はっ水性のある毛質は、吸水性のある毛質より染毛剤の塗布量を少なめ
にする。
3
問題48 メイクアップに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)アイシャドーは、目もとにやわらかい陰をつけたり、立体感やくぼみを
与える。
(2)マスカラでまつ毛を長く太く見せ、ボリューム感を与えることで、目の
表情を生き生きと見せる。
(3)アーチ型の眉は、知的でシャープな印象になる。
(4)リップは、口角から中央に向かって描くと形をつくりやすい。
3
問題49 日本髪に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)現代の日本髪の最初の型とされているのは、稚児(ちご)髷(まげ)である。
(2)日本髪の髷は、若い人は小さくし、年齢とともに大きく結う。
(3)丸髷は若い女性に結われるため、未婚者髷ともいわれる。
(4)桃割れは、明治時代に入ってから少女の髪型として結われるようになっ
た。
4
問題50 着物及び着付けに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)女性の腰ひもは必ず体の中心で結ぶ。
(2)男性の着物には、身八つ口がある。
(3)体の凹凸は、長襦袢(じゅばん)を着た上からタオルやコットンを使って
補整する。
(4)小柄な人には帯の幅は狭く、お太鼓は小さくする。
4
出典
公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/